「職印くん32」3.00を公開します。
Vectorで職印くん32 3.00を公開しました。
なお、本バージョンからはWindows XPでは動作しなくなりました。これは新しいAPIを使用している関係です。申し訳ないです。。。
また、Windows7~8.1については、動作確認環境がありませんので、ほとんど動作確認できていません。これまた申し訳ないです。
<2.01→3.00の変更点>
- 職印複写時の形式として以下を追加
- PNG形式
ビットマップ形式の仲間です。ビットマップ形式は印面の背景が白色ですので、貼り付けると印面の下の字や線は隠れてしまいますが、PNGは背景が透明ですので、印面の下の字や罫線も見えます。 - SVG形式
メタファイル系と同様にベクター画像と呼ばれるもので、拡大・縮小しても、ぼやけたり、つぶれたりすることなくキレイに表示されます。
メタファイル系とSVGの違いですが、メタファイル系は絵を描く「手順」のみを記録したものであり、目的である絵の「設計図」はありません。貼り付け先アプリでは「手順」をもとに絵を描くのですが、目的の絵もわからずに描いているため、出力結果がバラバラになりがちです。特にExcel, Wordはバージョンによって結果が異なります。
一方、SVGは絵の「設計図」のみで構成されており、「手段」は貼り付け先アプリに任されています。手段はバラバラでも、目的の絵が定義されているため、原則同じ絵が出力されます。
ExcelやWordで使用できるようになったら対応しようと思っていたのですが、近年ようやくサポートされたようなので対応してみました。
貼り付け先アプリが対応しているのであれば、SVGがおすすめです。 - Unicode対応の強化。
これまではUnicodeの補助文字(U+10000~)に含まれる文字を入力すると、印面はそれらしく表示されるものの、入力フィールドが文字化けしていたのですが、その辺を修正しました。
(ただし、そもそも字形がフォントに登録されていない文字については化けます。)
Unicode固有文字を使用している場合の注意事項
ShiftJISにないUnicode固有文字も使用できますが、複写時の形式の一つである「メタファイル形式」は表示が汚くなる可能性があります。拡張メタファイル形式など、他の形式は問題ありません。なぜかというとメタファイル形式は古い仕様であり、Unicodeに対応していないため、独自処理で無理矢理Unicode固有文字に対応させているためです。
そのため、Unicode固有文字を使用される場合は、拡張メタファイル、ビットマップ、PNG、SVG形式の使用をおすすめします。
そのため、Unicode固有文字を使用される場合は、拡張メタファイル、ビットマップ、PNG、SVG形式の使用をおすすめします。
セキュリティ対策ソフトウェア製品での誤検知について
セキュリティ対策ソフトウェア製品でウィルスとして誤検知される可能性があります。デジタル署名付きでない場合などは怪しいとみなされることがあるようです。デジタル署名が安価なら対応するんですけどね。趣味でそこまでできません。。。Windows Defender SmartScreenでブロックされる
ダウンロード数が少ないソフトウェアはブロックされることがあるようです。そのままインストールしても問題ありませんが、気になるようでしたら、数日お待ちください。ダウンロード数が増えてくるとブロックされなくなります。Symantec Endpoint Protectionで誤検知される
デジタル署名付きでないとか、ダウンロード数が少ないソフトウェアは疑いをかけられることが多いようです。
もしも、誤認識されるようでしたら、「検出されたリスク名」を私にメールしていただけると助かります。大抵は「WS.Reputation.xxx」だと思います。
Symantecにホワイトリストへの登録を申請します。
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